クロレラ工業株式会社

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豆知識

ストレス適応型血管をめざす

私たちの生活には、切っても切り離せないストレス。「ストレス」とは体や心が外からの刺激に対して負担を感じ、心が不安定な状態になることから起こる「心のひずみ」と言われています。

ストレスと血管の関係

血管は、心臓から送り出される血液量(心拍出量)と、太い動脈から細い動脈に血液が流れていこうとするときに起こる抵抗(血管抵抗)によって決まります。 ストレスを受けると、興奮を高める交感神経が緊張します。この緊張により、心拍出量が増加し、抹消血管の収縮が促され血圧が上がります。さらに、副腎や腎臓、脳下垂体から血圧上昇物質が分泌されます。

ストレスで傷つく血管

このようにして血圧が高くなると、血管の内側の内皮というツルツルした膜が物理的に傷つきます。これが動脈硬化のはじまりです。そこで、血管にしなやかな柔軟性が必要になります。柔軟性があれば少々血管が高くなっても、内皮を傷つけることなく、勢いある血流を受け止めることができます。

血圧基準の見直し

WHO(世界保健機構)とISH(国際高血圧学会)は1999年に血圧の基準値を改定しました。高血圧患者の増加と血圧が少しでも正常値に近づくことで、心疾患などの疾病リスクが減少することを考慮した結果です。細分化され厳しくなった新基準値は治療の目安になっています。そのうち正常値血圧については140/90未満が130/85未満に変更になっています。

血管にやさしい食事

良質のたん白質は、血管の弾力性を保ち、老化を防ぐ働きがあります。交感神経の働きを抑制し、血管の緊張を緩める働きもあります。