
夏に気を付けたい熱中症!「食と栄養」での対策法とは
熱中症のサインを見逃さないで!
熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、身体に熱がこもることで起こります。
室内で何もしていないときでも発症することがあり、身体が小さく熱がこもりやすい子どもや、ご高齢の方は特に注意が必要で、熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の方とも言われています。
夏の暑い日に、めまい、立ちくらみや頭痛、吐き気、倦怠感などの症状があったときには熱中症の疑いがあります。
少しでも身体からのサインを感じ取った時には、すぐに水分を補給する、木陰に避難する、冷たいペットボトルで身体を冷やすなどの対応をとることが大切です。
また、子どもは自分で症状を訴えられないこともあります。
「疲れた」「眠い」などの何気ない一言や、身体が熱い、汗が止まらないなどの変化には気を配るようにしましょう。
毎日のお食事でもできる熱中症対策
熱中症を防ぐには、こまめな水分・塩分の補給、帽子や日傘の活用などが効果的です。
また、汗をかくことで、水分や塩分だけでなくカリウムやビタミンなどの栄養素も体外へ流れてしまうといわれています。体力をつけて熱中症を防ぐためにも、普段のお食事からしっかりと栄養補給をすることが大切です。
「カリウム」は、体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節する上で重要なはたらきを持っています。不足すると脱力感・食欲不振など様々な症状が現れる場合があります。
カリウムは海藻類、バナナなどの果物、ほうれん草などの野菜に多く含まれています。
「水溶性ビタミン」は、水に溶けやすく身体に蓄積されにくい性質をもち、汗や尿と一緒に流れていってしまいます。
具体的には、ビタミンB群やビタミンCなどが挙げられ、ビタミンB群は特に、糖質・脂質・たんぱく質などの3大栄養素をエネルギー源へと変換するために必要な栄養素です。
ビタミンB群は代謝のお手伝いをしてくれるので、夏場の疲労回復にも期待できるビタミンです。
ビタミンB群は海苔、肉や魚、豆類、モロヘイヤなどの野菜に多く含まれています。
「カリウム」や「ビタミンB群」は、筑後産クロレラにも含まれている栄養素です。
筑後産クロレラはその他のビタミン、ミネラルや必須アミノ酸など身体のために摂取しておきたい栄養素もバランスよく含まれていますので、夏場の食欲が出ない時でも手軽に栄養補給ができておすすめです。
夏の暑い時期はそうめんなどのあっさりした食事を選びがちですが、夏の暑さに負けないためにも、日頃の栄養バランスに気を配って過ごしましょう。