
風邪に負けない食事療法
かぜをひきやすい人、めったにひかない人がいます。その差は、本人の体質や環境によって作用されますが、ビタミン・ミネラルが豊富な食生活で抵抗力を付けかぜに負けない体力をつけましょう。
かぜを予防する食事療法の重要ポイント
- かぜを寄せつけない体づくりには、基本的な体力をつける成分である良質のたんぱく質(卵や魚類・肉類)を十分に摂取しましょう。亜鉛を含むカキは、 免疫系に働き、粘膜も丈夫にします。
- 緑色野菜は、ビタミンAやビタミンCがたっぷり含まれ粘膜の抵抗力を付けます。また体を温める鉄やマグネシウムを多く含みますのでたっぷり食べましょう。
かぜをひきそうになったら
かぜをひきそうになったら、温かい飲み物や食べ物を食べましょう。ただし、インフルエンザにかかった時は、栄養を積極的に摂取し体力の消耗を防ぎましょう。
熱が高いとき
- 熱が高いとき、食欲がなくなるために摂取エネルギーが不足して体力が消耗します。食べやすいお粥だけでは栄養素が不足しやすいので、良質のたんぱく質の卵や豆腐・魚・肉などを上手に利用しましょう。
- 食事や飲み物で水分の補給を忘れないように。
- 多量の汗をかいたり、下痢をともなうときは、ナトリウムやカリウムが減少します。野菜スープや番茶でミネラルの補給を。
- 発汗は、各種のビタミンが消耗します。レモン水、果汁などを十分に。
こんな料理はいかがですか
タマネギや人参・トマト・シメジ・マカロニのスープ煮に卵を入れて召し上がれ。
<半熟卵入り野菜のスープ煮>
材料 | 量 | 料理手順 |
---|---|---|
タマネギ 人参 トマト しめじ サラダ油 |
40g 20g 60g 10g 小1 |
タマネギはみじん切りにする。 人参は1cmの角に切る。 トマトは皮をむき粗みじん切りにする。 しめじは粗いみじん切りにする。 鍋にサラダ油を温めてタマネギを加えて炒め、他の野菜を加えて炒める。 |
鶏がらスープ 乾マカロニ 塩 コショウ |
250ml 10g 少々 少々 |
鶏がらスープを入れ、煮立ったらマカロ二を加えて、軟らかくなったら塩・コショウで味を整える。(鶏がらスープのない場合は固形スープの素1/4を水に溶いて用いる) |
卵 | 1個 | 仕上げに卵を落として半熟にする。 |
こんな時に罹りやすい
- 睡眠不足や疲労、栄養不足で抵抗力が弱ったとき、かぜをひきやすく長引きます。
- 湯冷めや寝冷えで体の一部を冷やし、体温の調節ができなくなったとき。
- 気温や湿度が低い冬の季節は、病原ウイルスの感染力が強くなります。