クロレラ工業株式会社

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ア・ラ・カルト

食物アレルギーと食事(乳幼児編)

厳密な除去食で、栄養バランスを崩さないように心がけましょう。そして心身のストレスを少なくするために子供と一緒に遊び、生活環境を清潔に保つことが基本になります。

重要なポイント
  • アレルギーの食品以外にヒスタミンを含むほうれん草やナス、トマトなど、またアセチルコリンを含むそばやたけのこ、里イモ、落花生などを食べさせると、アレルギー反応を起こしたような状態になることがあります。
  • ビタミンB2・カルシウム(緑黄色野菜)を十分に。偏食で不足した状態が長く続くとアレルギー症状が起こりやすくなります。
  • 牛乳や乳製品に含まれるたんぱく質やカルシウムは胃酸を中和して消化力を落とす性質がありますので、常に緑黄色野菜と一緒に食べさせるようにしましょう。
アレルギーの起こりにくいメニュー
皮膚や粘膜を強くするためにビタミンA、C、E、カルシウムの補給を

千六本に切ったニンジンと小松菜を茹でます。小松菜は食べやすい大きさに切り、しらす干し、ニンジンを海苔で和えましょう。

こんなことにも注意を
  • 常日頃から便秘を改善しましょう。便秘があると発作を起こしやすくなったり、頑固な湿疹、呼吸困難が悪化しやすくなります。また腸内細菌のバランスが悪いと血清ビオチン、ビタミンB2が不足します。アトピー性皮膚炎患者は不足が見られます。
  • 食物アレルギーを持つ患者は、原因食物に対して異常な嗜好を示します。ある場合は原因食品が大嫌いになり、ある場合には大好きになります。食物の嗜好がはなはだしい場合は、その食物が、食物アレルギーの原因食物の可能性が高いようです。
  • “食べてはいけない、これをしてはいけない”と規制をし過ぎないように。精神的なストレスも悪化させる要因です。