
体温を高める食事(学童期編)
起床時に体温が低いために、目覚めが悪い、あくびや立ちくらみがあり、食欲がないなどの症状をもち、午後になってから体温が高くなる学童が増えています。
体温を調節するコツ
- 温かい朝食を食べることが体を温め、血液の循環をよくします。
- 体温を上げる作用の強いたんぱく質を含む卵や鶏肉、サケ、アジの魚介類、大豆製品などを朝食時に十分食べましょう。
- 力強く血液が循環してくれるような丈夫なからだづくりには、たんぱく質と一緒に鉄(ヒジキやほうれん草)や亜鉛(カキやホタテ)などのミネラルが必要です。
体温を上げる食べ方
- 温かいご飯にニラ入りの卵焼きにプチトマトを添えてたべましょう。体温を上げるたんぱく質を補給して活力をださせ、ビタミンAで粘膜を丈夫にし、ビタミンB群、C、Eが新陳代謝をスムーズにします。
- ショウガやワサビなど香辛料は、体を温める作用があります。ショウガは、すりおろして温かいミルクティーに入れて飲みますと体がホカホカしてきます。
こんなことにも注意を
- 「かみかみ運動を」食物繊維や硬いものをかむと咀嚼力が高まり、あごの筋肉を動かすことで体温が上がってきます。
- 親の生活リズムに子どもを巻き込み、夜更かしの不規則な生活習慣は慎みましょう。特に早寝早起きの習慣は、自律神経を整え体温を調節します。
- 昼間屋外でしっかり遊ばせ、汗をかく習慣を身につけさせましょう。汗腺の働きが落ちると、自律神経のバランスが崩れ体温の調節能力が低下してしまいます。
- 筋肉の量が少なくやせていても体温が低いので、体を動かし筋肉をつけましょう。