
お年寄りの健康
パー爺さんの話
『オールドパー』というウイスキーのラベルのモデルは、トーマス・パーという実在した英国人農夫です。パー爺さんはなんと80歳で結婚し二人の子供をもうけ、さらに122歳で再婚。そして152歳まで長生きしたそうです。年をとってもパー爺さんのように若く元気でありたいものですね。
ボケ予防はできる
日本は世界トップクラスの長寿国ですが、65歳以上の7人に1人が認知症といわれています。老人ボケが起こる主な原因は脳卒中とアルツハイマー病です。日本人は脳卒中によるものが多いのですが、原因不明のアルツハイマー病とは違い予防が可能なのです。
若年も熟年も同じだけ必要
脳卒中の予防にはまず脳の血管を丈夫にしましょう。たん白質を十分に摂ると柔軟で強い血管になります。厚生労働省が勧める一日のたん白質量は20代で70g、70代で65gとなり所要量に差はほとんどありません。それだけたん白質はお年寄りにとって重要な栄養素なのです。
鉄分やその他の栄養素も必要
鉄分の一日所要量は男性の場合20代で10gですが70代でも10gなのです。その他の栄養素も成人ではほとんど差はありません。しかし、お年寄りは粗食のうえ、さらにあっさりした食品を好む場合が多く、たん白質をはじめビタミン、ミネラル等栄養素が不足しがちです。お年寄 りこそ栄養豊富な食事を心がけたいものです。