クロレラ工業株式会社

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健康日誌

たんぱく質の適切な摂り方とは

部活動やトレーニングに励んでいる方はきっと意識したことのある栄養素、「たんぱく質」。
たんぱく質の摂取に夢中になるあまりプロテインを大量に摂取したり、お肉ばかり食べたりと食生活が乱れてしまってはいませんか?
実は動物性たんぱく質は、アルコールと同様に消化・吸収(分解)能力に個人差があり、うまく吸収できずに体に負担がかかってしまうタイプの方もいます。
プラントベースフードである筑後産クロレラの栄養組成は、その60%以上が植物性たんぱく質。脂質や糖質は控えめに体への負担も抑えつつ、植物性の良質なたんぱく質を摂取することができます。

体を構成する大切な栄養素「たんぱく質」

体を構成する物質の中で、一番大きな割合を占めるのは「水分」です。
では次に多いのはというと、「たんぱく質」であることはご存じでしたでしょうか?
わたしたちの体を動かす筋肉は、たんぱく質でできています。「肉や魚にはたんぱく質が豊富」というのは、動物が体を動かすために持つ筋肉に、たんぱく質が豊富に含まれているためです。さらに筋肉に限らず、体内の代謝に関与する酵素やホルモン、免疫に関与する抗体なども、主にたんぱく質でできているのです。
生命を維持するのに必要不可欠なたんぱく質。せっかくなら良質なものを取り入れたいものです。

不自然な大量摂取、その結果…

スポーツやトレーニングに励んでいる方の中によく見かけるのが、毎日欠かさずプロテインを牛乳に溶かしてシャカシャカ…最近では女性にも広く利用され、ダイエット目的に取り入れられることも多いようです。しかし、プロテインなどの人工的な商品には、自然な食品とは比べ物にならないくらいほど大量のたんぱく質が含まれていることがあります。
トレーニングのイラスト
たんぱく質は、糖質や脂質とは違い、代謝の過程でアンモニアなどの有害物質を発生します。この有害物質が体中を回ってしまってはもちろんいけないので、わたしたちの体ではこれを肝臓で無毒化し、腎臓でろ過しています。この時、たんぱく質が大量に体内に入ってくると、肝臓や腎臓は有害物質の処理に大忙し。これを毎日続けていては、腎臓を疲れさせ、しまいには弱らせてしまいます。

たんぱく質は天然の食品から

このように必要以上のたんぱく質は、臓器への負担になりかねません。たんぱく質は自然な食品から、適切な量の摂取を心がけましょう。
このとき、たんぱく質を意識するあまり肉食に傾いてしまうと、臓器の負担になるだけでなく体内の炎症を促進してしまいます。
植物性の食品と動物性の食品とではそれぞれ違った働きがありますので、1:1の割合を目安に、肉、魚、卵、豆類などいろいろなたんぱく源からバランスよく摂るよう意識してみてください。
魚に含まれるオメガ3系脂肪酸(DHA・EPA)や、納豆に含まれるビタミンKや納豆キナーゼには、様々な健康効果も期待されています。
タンパク質を含む食材のイラスト
植物性のたんぱく質は、アミノ酸スコア(たんぱく質の栄養価の指標)が比較的低いとされていますが、畑の肉とも称される大豆は肉類と同等の100で、豆腐や納豆から良質なたんぱく質を摂取できます。
緑の栄養素をイメージされがちなチクゴ株クロレラも、実はアミノ酸スコアは100。緑の栄養素と一緒に良質なたんぱく質も摂ることができるのです。

これから生涯お世話になる大事な臓器をいたわるためにも、たんぱく質の過剰摂取を見直し、適切なバランスを意識してみてはいかがでしょうか。