骨そしょう症とカルシウム・ビタミンK
骨そしょう症は骨がスカスカになる病気。骨が変形したり骨折したり、高齢者女性の寝 たきりの主因は骨折です。骨は女性ホルモンの減少と共にどんどんもろくなります。閉経後に骨そしょう症が多いのもそのためです。授乳中で生理のない女性では、女性ホルモンの分泌が低下しており、この時期やはり骨はもろくなります。
骨そしょう症を予防する主な栄養素
骨の主な成分 | 蛋白質(コラーゲン) カルシウム リン |
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カルシウムの吸収に | ビタミンD |
コラーゲンの合成に | ビタミンC |
骨化促進に | ビタミンK(K1:緑野菜に、K2:納豆に多い) |
特にビタミンKはカルシウムと蛋白質を結合して、骨化するのに不可欠です。骨そしょう症では下表のように血中ビタミンKが低下しています。ビタミンKの補給に心がけたいものです。
高齢女性における骨折とビタミンK濃度
骨折患者 (n=4) | 正常人 (n=36) | |
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ビタミンK | 3.29 | 6.26 |