
尿酸値を下げる食事療法
尿酸値のコントロールは、食物由来のプリン体の制限よりも、尿酸の生体内での合成を抑制し、尿へ速やかに排泄させる「尿酸収支」を改善すること。すなわち高尿酸血症体質を改善させることです。
重要なポイント
- アルコールは禁止。
種類に関係なく、お酒の摂取は肝臓での尿酸合成を盛んにします。(ビールの麦芽は細胞分裂が盛んに行なわれ尿酸値を上げます) - くだもの過食は禁止。
果糖の摂りすぎは尿酸の生成を盛んにします。 - 軽い運動を。
激しい運動は「プリン体の燃えかすが尿酸」として生成され、また尿酸の排泄の妨げにもなります。 - 腹八分。
大食は、生体の尿酸生成を盛んにします。 - ミネラルやビタミンを偏りなく。
ミネラル・ビタミンの不足は栄養素が代謝されず尿酸合成を増加させます。 - 適正体重に。
過体重や肥満は、尿酸の排泄が悪くなります。
食事のポイント
- 食べ過ぎないこと。
痛風の発作がないときも、尿酸値の高い状態が続くと腎臓機能が低下し、老廃物の排泄が出来ません。 - 水はこまめに。
水は尿の量を増やし尿酸の排泄を促し、尿が薄くなりますので尿路結石も予防できます。(エネルギーのないもの1日2Lを目安) - ミネラル豊富な野菜や海藻類をしっかりと。
野菜や海藻に含まれるミネラルは尿をアルカリに保ち、食物繊維が血糖の上昇をゆるやかにし、コレステロールなど老廃物を体外に速やかに排泄させる働きがありますので、尿路結石の予防になります。 - 体質改善には、細胞を元気にさせるミネラル(マグネシウム・カリウム・鉄)を多く含む野菜中心の食事療法が基本です。
<注意事項>
- 合併症の予防にも適正体重に:太っている人は尿酸値の高い方が多い。
- 減量はゆっくりと:急に減量をすると症状が悪化するおそれがあります。
- クスリの使用方法:痛風発作を軽減するクスリに頼らないで、尿酸値を下げる根本的治療(ライフスタイルの改善)を。