肩こり予防の食事療法
肩こりは、肩の使いすぎだけでなく、精神疲労によっても起こります。姿勢やふだんの生活習慣などを見直すことで解消されます。
重要なポイント
- “畑の肉”と言われる大豆製品をしっかり食べましょう。肩凝りの痛みを和らげる成分が大豆イソフラボン中(ダイゼン)に含まれています。
- ビタミンB1(そら豆・胚芽)は筋肉の疲労をやわらげ、ビタミンE(芽キャベツ・カイワレ)には、筋肉の細胞に酸素を供給する役割があります。緑黄色野菜の摂取で血液の流れを良くしましょう。
- 辛味(ワサビ・トウガラシ)のあるものは、体を温めて血行を促進し、筋肉疲労を取り除きます。またすり下ろしたワサビを湿布薬として利用ができます。
肩こり予防のメニュー
カロテンの多いニンジン、食物繊維の多いごぼうやレンコン、水煮した大豆を昆布と一緒に、ことこと煮て食べましょう。
肩こり予防のストレッチ
1. 首筋を伸ばす
2. 肩周辺と背筋を伸ばす
こんなことにも注意を
- 大豆はよく煮て食べましょう。十分煮ていない大豆は硬く消化が悪いだけでなく、大豆に含まれるヘマグルチンという血液を凝固させてしまう物質や、たんぱく質の消化を阻害する物質が残っています。
- 食事以外の日常生活で肩こりを治す秘訣は、姿勢を正しく、ゆっくりと入浴し、睡眠を十分に取ることです。