お酒と上手に付き合う食事療法
お酒は、神経の緊張を和らげ疲れを癒す魔法の薬です。1回に飲む適量は、日本酒なら小さめの徳利1.5本(230mg)くらい、ワインならグラスに3杯(330ml)、ビールなら大瓶1本(633ml)です。ビール1本+日本酒+ウイスキーを飲むと飲み過ぎになります。
お酒をかしこく飲むための予備知識
- 空腹時、塩辛い珍味類はアルコールと一緒に摂ると食道や胃などの粘膜を刺激し、血液中のアルコール濃度を高め酔いが早くまわるので、控えましょう。
- 緑色野菜は、アルコールを解毒するビタミンB1・B2やナトリウムの害を抑えるカリウムがたっぷり含まれています。肝機能を高める酢の物や量が十分に食べられる煮物などにしてしっかり食べましょう。
- お酒をたっぷり飲んだ後、肝臓での糖の産生が抑えられるためにお腹が空いた感じがありますが、雑炊や煮込みうどんなど消化のよいもの少し食べましょう。
悪酔い防止の飲み方
- 飲む前に油物を食べると、胃の壁が守られアルコールの吸収を防ぎそうですが、酔いが遅いために悪酔いの原因になります。また脂肪は肝臓の負担を増加させます。
- 多種類のお酒を同時に飲んで悪酔いするのは、ビールなどの炭酸入りで、胃を刺激し食欲を増し、日本酒やウイスキーの強いアルコールを吸収しやすくするためです。
二日酔いになったとき
- 二日酔いは、水分不足やカリウムの不足・ ビタミンの不足・糖分の不足などいろいろな影響が身体にでてきます。とりあえず安静にして、水分を十分に。
- 食べられそうになった時、「二日酔いにくだもの」 といわれるようにカリウムの多いカキやイチジク・ なし・スイカなどを食べて少しでも早く アルコールを体外に排泄しましょう。
こんな料理はいかがですか
- だしで煮た海苔たっぷりの雑炊にすりおろしワサビをのせて召し上がれ 。
- 飲み過ぎてしまった翌日は、梅干しを濃いめの緑茶(熱過ぎないもの)と一緒に食べましょう。胃腸の調子を整え、食欲のない体に効果があります。