心疾患の食事療法
狭心症や心筋梗塞は、突然起こるものでなく、長い年月をかけて下地をつくり、生活習慣の身近な危険因子によって発症します。心疾患は、「食事療法」と「禁煙」「運動」で、コントロールができる場合が多いです。
食事療法の重要なポイント
- 心臓の負担にならないように1回の食事量が少なく、脂質の少ない質と量のバランスのとれたもので、消化しやすい形態の料理であること。
体脂肪を増やさないこつ
- じゃこやレバー・サーロインの肉から白身の魚や大豆製品に、献立はフライや天ぷら物を焼き物や蒸しもの料理に変える。
- バナナやミカン・柿などの果物は、果糖を多く含み中性脂肪になりやすいので、食べ過ぎないようにする。
抗酸化物質は食品で摂る
☆フラボノイドやビタミンをいっぱい食べましょう
- 肉や卵・魚を食べると体内で過酸化物質を作りやすいので、酸化を抑える色々の色素の濃い野菜をいっぱい食べる。
- 体内にある過酸化脂質を分解するにビタミンB2・C・E・必須脂肪酸はフル活動をしています。
こんなことにも注意を
- 温度変化には気をつけましょう
熱い所から冷房がよく効いている所や、逆に寒い所から温かい所のように、気温が急激に変化する所の出入りは心臓に負担がかかり危険です。 - 「心筋虚血」はいつでもどこでも発症
労働のとき、安静のとき、ストレスがかかったときに冠動脈に血栓が詰まるために起こります。40歳以上に多発しますので、心臓の異常を早く見つけることです。
食べ過ぎず、飽和脂肪の食品を少なく・抗酸化食品を上手に摂ることです。