肝臓病の食事療法
フランスでは赤ワインを飲んでいるから心筋梗塞が少ないといわれますが、肝臓疾患は多いのです。肝臓を丈夫に長持ちさせるには、お酒の飲み過ぎや動物性脂肪を摂りすぎならないように気をつけることです。
食事療法の重要ポイント
- 肝細胞の材料になるたんぱく質や代謝を活発にするビタミン・ミネラルバランスよく食べる。
- 豚や鶏のレバーはいろいろな栄養素が豊富に含まれていますが、コレステロールやビタミンAが多い。また肝臓は解毒作用を行なうために化学物質が多く残っているので、食べすぎないように気をつける。
肝臓の働きを高めるこつ
- 肉類より貝類やイカ・タコ・カニを食べましょう。
タウリン・ビタミンがいっぱい
アサリや牡蠣・シジミ・ハマグリなどには胆汁の代謝を盛んにするタウリンや血液の生産に働くビタミンB12を含み、肝臓の機能を健全にします。 - ‘畑の肉’の大豆製品をたっぷり食べて体の洗濯をしましょう。
大豆に含まれる特殊成分サポニンの働きは水にも油にも溶け、体の中を洗ってくれる石鹸のような物です。 - ビタミン・ミネラルの補給には、たくさんの緑黄色野菜を食べましょう。
肝臓の働きを活発にするたんぱく質に含まれるアミノ酸の一種メチオニンは、ビタミンB2を含む緑黄色野菜と一緒に摂ると、相乗効果が期待できます。
こんな料理はいかがですか
貝汁に豆腐を加えて、結び三つ葉浮かせて召し上がれ
肝の熱を冷ますのは緑色の食品が良いとされ、酸味は血液の流れをスムーズにします。ニラのお浸しにポン酢かけてさっぱりと食べてみましょう。
こんなことにも注意を
色鮮やかな食品添加物が入っている加工食品や遺伝子を狂わされた食品・農薬がたくさん使用されている食品は、肝臓にダメージを与えます。