腎臓を守る食事の仕方
腎臓は症状の出にくい臓器です。ダメージを与えるものには、塩分と尿酸があります。特に、血中の尿酸値の高い状態が続くと、動脈硬化や痛風、結石を引き起こします。腎臓を大切にするためにも、ダメージの少ない食生活を身につけましょう。
重要なポイント
- カリウムを多く含む食品(きなこ・バナナ・トマトジュース・サツマイモなど)をたっぷり食べましょう。摂り過ぎてしまった塩分を排泄する働きがあります。
- サポニンを含むアズキや黒大豆は、尿の排泄を促します。
- 尿酸は尿がアルカリの方に傾くと溶けやすくなりますので、ワカメやヒジキなどの海藻類や野菜を毎食たっぷり食べましょう。
腎臓にやさしいメニュー
- 尿酸値を上げる肉や魚に多いプリン体は、水に溶ける性質をしています。煮込み料理は、多くのプリン体が溶けだしますので、肉ならすき焼きよりしゃぶしゃぶにして、またナベに溶けだしている汁でのおじやは、摂り過ぎないように注意しましょう。
- 鶏卵や乳製品・豆腐は、プリン体の少ない食品です。オムレツにチーズとジャガイモを入れてキノコソースで食べましょう。
- 利尿作用のある鯉やアサリを薄味で料理しましょう。鯉をアズキで一緒に煮る料理は、利尿作用がより効果を発揮します。
腎臓によい指圧方法
東洋医学でいうおへその真裏から、左右に指幅2本分のところ(腎ゆ)を押すと、気持ちがいいです。
こんなことにも注意を
結石はできる所によって名称は違いますが、80%以上はシュウ酸カルシウム結石です。
- ほうれん草やモロヘイヤなどの「アク」はシュウ酸です。茹でると水に溶けでますが、生でサラダの食べ過ぎには注意を。
- 特に栄養補給のためカルシウムを多く摂っている人は、他の栄養素とのバランスを考えて摂りましょう。