クロレラ工業株式会社

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ア・ラ・カルト

痙れん性便秘の食事療法

強いストレスのために腸が痙れんして起こる便秘の食事療法は、整腸作用を図るため、むしろ下痢の食事療法に準ずる方が多くなります。また神経質になりすぎ、食べる量を控えがちになりやすいですが、むしろ食事制限は症状を悪化させるだけです。

腸を刺激しないポイント
  • とうがらし、コショウ、酢の物、生野菜は腸に緊張を与え、また氷や熱すぎるものも腸を刺激します。起床直後の冷水、下剤は控えましょう。
  • サンマやサバ、トロなど脂肪の多いものは腸を刺激します。かれいや鯛などあっさしたものを薄味で煮たり、蒸したり、焼いたりしたものを利用しましょう。
  • バナナは腸管刺激の少ないペクチン(水溶性食物繊維)を多く含みますので、毎日1本、食べるとよいでしょう。食物繊維の補給には、軟らかい生わかめ、納豆、コンニャク、軟らかく煮たニンジン、小松菜、カボチャを大いに活用して下さい。
  • 自律神経を調節し、腸の調子をよくするビタミンEや腸の筋肉運動のエネルギー源でんぷん質を十分に摂取することです。白米に胚芽米や精麦、里芋を混ぜるのはいい方法です。
飲み物で改善するには

ヨーグルトや人肌にあたためた牛乳は好適食品です。冷たい牛乳やお茶などの飲み物は厳禁。冷たい物が欲しいときは、口に含んで少し温めてから飲み込むようにしましょう。

こんな料理はいかがですか

サツマイモは薄切りにして水にさらし、リンゴは皮をむいて薄切りにします。ナベにサツマイモとリンゴを重ねて置いてから、レモンの薄切りとひたひたの水を加えて軟らかく煮ます。(甘味が足りないときは砂糖を加えてもよい。)

よりよい生活改善には
  • ゆったりした気持ちで朝食を摂り、食後による排便反射をゆっくりした気持ちで待つことが大切です。
  • 野菜の不足している状態が長く続きますと、強くストレスを感じやすくなります。精神ストレスから起こる便秘の予防には、日頃から美しい彩りを添えるインゲン、小松菜、完熟トマトなどの野菜を毎食しっかり食べることです。そして、ストレスに負けない体づくりをしましょう。