クロレラ工業株式会社

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ア・ラ・カルト

リウマチ・膠原病の食事療法

体力を保持し、抵抗力を強くするために、十分な栄養を補う食事療法が基本になります。 また、ステロイドや抗炎症薬など薬剤の副作用を軽減できる治療食をすすめましょう。

症状の緩和には
  • 抵抗体力を強めるために、ビタミンB群・Cの豊富な新鮮な野菜やいちご(リウマチ効果のあるメチルサルチル酸を含む)・柑橘類の果物を十分に摂取しましょう。
  • 慢性関節リウマチでは、筋肉の萎縮が見られますので、筋肉代謝に必要な必須アミノ酸の多い肉・卵・魚介類・大豆製品を摂取しましょう。
  • 骨の栄養素(カルシウム・マグネシウム)が不足しますと骨がもろくなりますので、消化吸収のよい乳製品や小魚を利用しましょう。
  • 高熱が続くと、体力を消耗しますので、エネルギーを十分に補い、栄養補助食品を上手に利用しましょう。
  • 炎症には、レバー・ハマグリやアサリの佃煮・鮎などの鉄分を多く含む食品の補給が効果を高めます。
ステロイド剤を使用しているとき
  • 体内からミネラル(カリウム・カルシウム)が排泄され、不足しやすくなります。カリウムを多く含む野菜や大豆製品、ジャガイモ、カボチャ、海藻類などをしっかり食べましょう。
  • カルシウムの補給には、消化吸収のよい牛乳やチーズ、骨ごと食べられる小魚、シラス干しなど。また大豆や卵、小松菜なども多く含まれています。
  • 一般的には食欲が亢進する人が多いですから、適正なエネルギーに摂取を。

*クスリの副作用で合併症を伴うときは、それぞれの食事療法を参考にして下さい。

アスピリン、ペニシラミンなどを使用しているとき

クスリの副作用で食欲の減退、胃炎、腸炎を起こしやすく、ときには吸収不良症候群などを伴います。鯛やヒラメ、ささみなど栄養価が高く消化のよい食物を利用しましょう。脂肪が乳化されたバターや軟らかいご飯、裏ごしした野菜などを5・6回に分けて食べましょう。