クロレラ工業株式会社

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ア・ラ・カルト

水の補給と健康

水は人の体で最も多い成分です。新生児では80%、一般的な成人男性は体重の約60%が水分です。女性は男性より脂肪量が5%ほど多いので、水分量は55%程度になります。多少の個人差はあり、肥満体型、痩せ体型でも違います。年齢を重ねると老化により細胞の数が減り50%近くになります。

水の働き
  • 代謝作用の補助。水分は食べ物の栄養分を溶かす作用があり、その結果代謝作用を助けています。
  • 栄養分の運搬。代謝によって出来たからだに必要な成分は、8割近い水分の血液の流れに乗り運ばれます。
  • 老廃物の排泄。細胞や組織から不要になった成分を受け取り、また血液によって排泄器官に運び、体外へ排泄します。
  • 体温の調節。気温が高い時は汗として水分を蒸発させ放熱して体温を調節し、低くなると対流して体温を保ちます。
  • 体液の調節。体液の量・質の浸透圧を一定に維持しています。血液と細胞間の物質の移動は水分の浸透圧によって調節しています。
注意事項
  • 高齢者:口の渇きの感覚(口渇感)が衰えます。通常、喉の渇きは、体内の水分が1%不足すると感じ、2〜5%の不足では血液が濃くなり、吐き気や頭痛などの脱水症状が現れ、5%以上の不足で生命が危険な状態に陥ります。
  • 発熱:発熱による発汗、下痢、嘔吐により失われます。下痢の時は、消化液と摂取した水分が再吸収されずに多量の水分が失われます。
  • 汗:夏の汗の量は2リットルにもなります。水分の補給なしに炎天下の運動や高温多湿中での作業は脱水による熱中症を起こします。運動中の水分不足は、心筋梗塞発症の一因にもなると言われています。水分の補給をしないと、血液が濃くなり血栓が作られます。
  • 飲酒:アルコールには利尿作用があります。飲酒により排尿の回数や量が増えます。また飲酒時には、体温も上昇し発汗量が増え、結果的に体内の水分が不足状態になります。
  • 食べ方:間違った食べ方で脱水症状になります。野菜不足で脂肪の多い食品や肉類に偏りますと、食事からの水分不足が起こります。また干物類や漬物など塩分の多い食事では浸透圧のバランスを崩し、むくみの原因になります。高齢者では、口渇感が衰え水分摂取が少なく、さらに薄味に気を付ける余り、浸透圧の関係で尿量が増えることがあります。
  • ペットボトル:清涼飲料水をたくさん飲むことで、糖尿病性ケトアシドーシスという危険な状態に陥っています。ペットボトルで多飲することから「ペットボトル症候群」と云われます。
雑学
  • 喉が渇く前に水分を補給しましょう。様々な代謝がスムーズにいき、充分な水分摂取(2リットル)は便秘の予防や脳梗塞、心筋梗塞などの循環器疾患の予防になります。
  • チクゴ株クロレラの1粒は20億個以上のクロレラの塊です。現代人の不足している野菜の栄養素のビタミン、ミネラル、食物繊維、葉緑素が含まれています。品質保持のため水分が4%以下になっていますので、湯飲みに数粒のチクゴ株クロレラとお湯(お茶でも)を入れ、暫く置きます。スプーンでかき混ぜて、グリーンスープ状にしてお飲みください。この時、湯のみに粒が残っていても内部に水分がしみ込んでいますので大丈夫です。