骨の老化を防ぐ食事療法
骨をつくることは、たんぱく質やミネラル(カルシウム・マグネシウム)・ビタミンK、カテキンなどをバランスよく摂ることで促進されます。
食事療法の重要ポイント
- 骨づくりには、骨組織、軟骨組織などの成分であるたんぱく質やカルシウムを就寝前やトレーニングの前や後に十分に摂取しましょう。
- 緑色野菜には、ミネラル(マグネシウム・鉄)やビタミン(ビタミンK・D)がたっぷり含まれているのでしっかり食べましょう。
- 海の野菜でミネラルたっぷりの昆布や食物繊維の多い干ししいたけ、大根をすね肉とじっくり煮込んで食べましょう。
丈夫な骨を作るには
- カルシウムの吸収率は低いので、吸収率を高めるビタミンD(鰹やイワシ)、酢の物やヨーグルトなどの酸性の物と一緒に摂りましょう。
- 納豆・緑野菜(ビタミンK)や緑茶(カテキン)の摂取量が多い地方は、骨折率が低いという報告があります。
- 立ったり座ったりを多くし、階段の上がり下りで足腰の筋肉を鍛えましょう。
- ちょっと一休みの時は、足を何か台の上に載せて横になりましょう。行儀の悪い姿勢に見えますが 骨の健康には役立ちます。
こんな料理はいかがですか
パンに辛子バターを塗りマヨネーズで和えたきゅうりと納豆をはさんでみましょう。
こんなことにも注意を
- 高齢者には、寝る前牛乳を勧めないように。夜中にトイレに起きやすくなります。
- スナック菓子・インスタント麺・ジュース・コーヒーなどは、摂り過ぎるとカルシウムの吸収が悪くなります。
- 肉類や油料理はカルシウムの吸収が悪くなりますので、摂りすぎないようにしましょう。
- 乳製品の摂取量が多いフィンランドでは骨の骨折率は低いですが、心筋梗塞が世界一多く、脂肪の過剰摂取やマグネシウムの摂取不足が問題とされています。