クロレラ工業株式会社

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豆知識

つきない偏頭痛の悩み

片方のこめかみ部分にズキンズキンと脈打つ痛みがあり、ひどい時には嘔吐を伴う片頭痛。両親のいずれかに片頭痛があったり、緊張とリラックスの落差が大きい人、毎日不規則な生活をしている人などに多くみられます。

血管の拡張が痛みを引き起こす

ストレスなどを受けるとセロトニン(頭蓋骨の血管を収縮させる)が血液中に一時的に多量に放出されます。すると血管が収縮します。過剰に分泌されたセロトニンは通常血小板に取り込まれますが、うまく取り込まれない場合は分解されて尿から排出されます。すると今度はセロトニンが不足して血管が広がり、周辺の三叉神経を刺激します。その結果、血管の周りに炎症が起き、痛みを感じます。 激しい運動、お風呂、飲酒なども血管が広がるので片頭痛の原因となる場合があります。

マグネシウムに期待集まる

マグネシウムにはセロトニンとの相互作用、三叉神経の抑制、脳血管に対する作用などがあり、片頭痛との関係が注目されています。 最近では、硫酸マグネシウムを静脈注射したところ、片頭痛の痛みが消失したとの報告があります。

薬のたよりすぎは禁物

薬屋さんで頭痛薬を選ぶ場合は、薬の処方内容を確認しましょう。成分によって効き方が異なります。いろいろ試して自分に合うものを見つけましょう。また効かないからといってむやみに薬を飲みすぎると薬剤誘発性頭痛を引き起こします。薬の乱用は避けましょう。

緑黄色野菜を積極的に摂ろう

マグネシウムは緑黄色野菜や大豆製品に比較的多く含まれています。また、マグネシウムは疲れた細胞に元気を与える抗ストレスのミネラルでもあります。薬をうまく使い、片頭痛に負けない生活を送りましょう。