がんの4割は予防できる
– 米がん研究財団、“健康食品”を含んだがん予防15ヶ条を提唱 –
がん予防15ヶ条
- 食事:主に植物性の食物を選ぶ
- 体重維持:BMIを18.5〜25に維持し、成人になって5kg以上体重を増やさない
- 運動の維持:1日1時間の活発な歩行と週最低1時間の激しい運動
- 野菜・果物:豊富な種類の野菜、果物を1日400〜800g食べる
- 他の植物性食品:豊富な種類の穀類・豆類・根菜類を1日600〜800g食べる
- アルコール飲料:勧められない。飲むなら男性は1日2杯以下、女性は1杯以下にひかえる。1杯はビール250ml、ワイン100ml、ウイスキーなどは25ml相当
- 肉(牛、豚、羊肉):1日80g以下。魚肉・トリ肉の方がいい
- 全脂肪:動物性脂肪食品の摂取をひかえ、植物性脂肪を適度に摂取する
- 食塩:成人は1日6g以下。調味料にはハーブやスパイスを使う
- 貯蔵:カビ毒汚染の可能性のある長期貯蔵の食品は食べない
- 保存:腐敗しやすい食品は冷蔵保存する
- 添加物・残留物:適切な規制下では問題ない
- 料理:焦げた食品は食べられない
- 栄養補助食品:勧告の他項目に従えば摂取不要
- たばこ:吸わない
BMI=体重(kg)÷身長²(m)
米がん研究財団(本部・ワシントン)と世界がん研究基金(本部・ロンドン)は、10月8日、「がん予防に役立つ食生活の改善で世界のがんの4割は予防できる」との調査結果を発表し、がん予防15ヶ条を提唱しました。14条には「栄養補助食品」の項目があり、「勧告の他項目(14項目)に従えば摂取不要」としています。つまり、「14項目に従えなければ、栄養補助食品は必要」ということになります。
世界のがん予防15ヶ条に“栄養補助食品”という条項が盛り込まれたという事は、がん予防には栄養補助食品も必要であることを世界の研究者らが認めた事ともいえます。