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豆知識

乳酸桿菌は腸内発がん酵素活性を低下させる

– 新グロスキュー整腸薬関連情報 –

新グロスキュー整腸薬関連情報大腸がんは日本でも急増しています。その原因は高蛋白・高脂肪の食事と悪玉腸内細菌です。脂肪やコレステロール、蛋白質を悪玉腸内細菌が分解する過程で発がん物質が作られます。この発がん物質の生成にかかわっているのが、ニトロリダクターゼという酵素です。

新グロスキュー整腸薬関連情報ラットに肉を主とした餌を与えると、糞便中のニトロリダクターゼの活性が著しく上昇します。しかし、L.アシドフィルス菌(乳酸桿菌)を餌料に混ぜて与えると、この酵素活性の上昇が抑えられます。 人間でも同じ結果になります。肉食の7人にL.アシドフィルス菌を与えると、投与中はニトロリダクターゼの活性が低下します。

*ニトロリダクターゼ
ニトロ化合物をアミンに変化させる酵素で悪玉細菌が持つ。この過程で、発がん物質のニトロソ化合物などが生成される。

*L.アシドフィルス菌とは、新グロスキュー整腸薬に入っている乳酸菌のことです。

腸内フローラと発がん

肝臓癌にかかりやすいという特殊な系統のマウスをノトバイオート・マウスにして、腸内にすむ菌と肝臓がんの発生状態との関係は次のグラフのようになっています。

腸内フローラと発がん

一年間飼育したとき、無菌マウスでは30%、通常マウスでは75%の肝がんを生じます。ところが特定の三菌種を付けた場合、発がん率は100%と上昇します。しかし、これに乳酸桿菌やビフィズス菌を付け加えると、肝臓がんの発生が顕著に低下します。

*ノトバイオート
限られた種類の既知の微生物しかもたない実験動物。帝王切開によって母体から取り出し、無菌室中で無菌的な食餌を与えて餌育した無菌動物に、既知の微生物をあらためて感染させることが多い。